PCX160の派生車種です。中国現地モデルだよ。NS150GXみたいなもんすね。
2025年モデルのNWG150のカラーラインアップ
マットシルバー
ホワイト
イエロー
ブラウン
ブラック
2025年モデルのNWG150の画像
PCX160の派生モデルです。中国ではこういうデザインとか装備を変更した派生車種が結構存在するよ。
市場規模が大きいし、価値観が結構独特なのでこういうモデル出るんでしょうね。
ちなみにCITY SUVだそうです。へーなんか独特な形してますね。
中国のバイクは家電っぽいモデル多いですよね。こちらも電動バイクっぽさがあるというか、家電っぽいなーって思いました。
中国のバイクはこういう家電系か、足し算って感じのゴージャスシュッと系ってイメージ。なんか独特の文法あるよね。
2025年モデルのNWG150のスペック
全長:1,940mm
全幅:742mm
全高:1,163mm
ホイールベース:1,315mm
シート高:764mm
重量:137kg
燃料タンク:8.2L
最低地上高:135mm
エンジン:SOHC水冷単気筒
排気量:149.7cc
ボア×ストローク:60.0mm×53.0mm
圧縮比:11.5
馬力:11.4kW(15.5PS)/8,500rpm
トルク:14.4Nm/6,500rpm
フロントサスペンション:正立
リアサスペンション:ツインショック
フロントブレーキ:2POT
リアブレーキ:1POT
フロントタイヤ:110/70-14
リアタイヤ:130/70-13
2025年モデルのNWG150の装備
NWG150のエンジン
- eW15エンジン:eSP+エンジンがベース
- ACGスターター
PCX系エンジンです。
排気量は149.7ccなのですが、ベースはeSP+とあります。あら。PCX160のエンジンがベースなのかな?不思議な仕様ですね。
エンジン外観もPCX160系です。ボアもPCX160と同じですね。ストロークは2mm短くなってますが。
つまりはPCX150がベースではなく、PCX160がベースのモデルの様です。中国の税制に合わせた排気量なのかな?
追記:排気量の謎
中国では150cc超のオートバイを購入する際に10%の車両取得税が課せられますので、その対策ですね。
同じ理由で155ccのジクサーが中国で苦戦してるのもそのためです(^^;
こちら2025年5月15日のコメントです。ありがとうございます。
私も調べてみたのですが、中国では2019年から150cc超は車両購入税が10%かかるとありました。これ対策で149.7ccにしてるんですね。へーなるほど。
NWG150の電子制御
- 2chABS
- トラクションコントロール
- アイドリングストップ
ABSが前後の2chになっています。PCXはフロント1chです。あらー
そういえばPCX150にはトラクションコントロールありませんね。PCX160からの装備です。
NWG150の車体
- PCX系フレーム
- リアサスペンション:5段プリロード
- メットイン:30L
フレームはPCX系です。あ、現行PCX系ですね。車体もエンジンもPCX160がベースで間違いないですね。
メットインは30L。容量はPCXと同じで、見た目も似てる。
NWG150の電子機器
- 7インチフルカラー液晶メーター:メーター表示3種類
- Wi LINK:スマートフォン連携
- ライト付きハンドルスイッチ
- スマートキー
- NFCキー
- スマートフォンアプリ解錠
- USB C電源:15W。5V3Aだと思う。グローブボックス内。
- LED灯火器類
- 超高輝度ヘッドライト:5万cd超の輝度。
- DJI OSMO ACTION 5PRO連携:左ハンドルスイッチにボタンある
7インチフルカラー液晶メーターです。
表示の切替も可能。ゴージャスね。
独自のスマートフォン連携が採用されています。
照明付きハンドルスイッチボックス。独自のタイプですね。
鍵はスマートキー、日本では馴染みのないNFCキー、スマートフォンによる解錠にも対応しています。中国とかではこういうの結構ありますね。
グローブボックス内15W電源。USB Cの5V3Aっぽいすね。
LEDヘッドライトは明るいそうです。へーそれはいいね。
テールランプも不思議なタイプ。
DJIのアクションカムとの連携機能があります。そういえば以前にもこういうの採用してるモデルありましたね。
NWG150のツアーバージョンの装備
- スマートリアボックス
- ハイスクリーン
- バンパー
- TPMS
- グリップヒーター
スマートリアBOX
ハイスクリーン。フォグランプは特に記載がないので標準装備かは不明。
バンパー。この写真だとフォグランプはついてないので、フォグランプは追加のオプションかな?
TPMSやグリップヒーターもあるようですが、オプションって書いてあるので更に追加のオプション扱いの様です。
NWG150とPCX160の比較・変更点まとめ
NWG150とPCX160のエンジンスペックの比較
- 排気量:149.7cc / 156cc
- ボア×ストローク:60.0mm×53.0mm / 60.0mm×55.5mm
- 圧縮比:11.5 / 12.0
- 馬力:11.4kW(15.5PS)/8,500rpm / 12kW(15.8PS)/8,500rpm
- トルク:14.4Nm/6,500rpm / 15Nm/6,500rpm
PCX160のストロークを短くした中国独自仕様のエンジンの様です。へー
NWG150とPCX160の車体スペックの比較
- 全長:1,940mm / 1.935mm
- 全幅:742mm / 740mm
- 全高:1,163mm / 1,125mm
- 燃料タンク:8.2L / 8.1L
フレームも同じですので、基本的にスペックが同じです。燃料タンクに関しては誤差かな?
NWG150とPCX160の装備の比較
- メーター:フルカラー / モノクロ
- スマートフォン連携:あり / 無し
- ABS:2ch / 1ch
- NFCキー:あり / 無し
- アプリ解錠:あり / 無し
- TPMS:OP / 無し
- DJI連携:あり / 無し
- 灯火器類
- ハンドルスイッチ類
- 恐らくリアサス
NWG150とPCX160のデザインの比較
シートやグラブバー、外装類は全て変更されていますが、車体は基本的に同じですね。ハンドルも同じかな?
リアサス、バーエンド、ミラーは変更されてそう。
大体そんな感じです。
結構前に発表されてたのですが、150って名の割に160っぽいのが気になったのでまとめました。すっきりした。
日本では販売されないタイプのモデルですが、なんか中国の好みとかわかって面白いですね。
というか2chABSは将来的には日本のPCXにも採用されるかもしれませんね。まぁ長らく1chのままですが…