2025年モデルの新型Tenere700が発表されました。値上げですけど、変更点考えるとお買い得感があります。
2025年モデルの新型Tenere700(テネレ700)のリリース
ヤマハ発動機販売株式会社は、"クロスプレーン・コンセプト*¹"に基づく、水冷・4ストローク・DOHC・直列2気筒・270度クランク688cm³エンジンを軽量ボディに搭載したアドベンチャーモデル「Ténéré700 ABS」をモデルチェンジし、2025年モデルとして3月31日に発売します*²。
主な変更点は、1)「YCC-T」(電子制御スロットル)採用、2)走行モード切替システムやトラクションコントロール、機能を充実させたクイックシフター(アクセサリー設定)など走行支援テクノロジー、3)前後サスペンションの最適化、4)一体型フラットシート採用やタンク形状変更などによるライディング自由度向上、5)"つながる"機能搭載の専用設計6.3インチフルカラーTFT縦型メーター、6)ラリーイメージの新作ヘッドライトなどです。
アドベンチャーモデル「Ténéré700 ABS」2025 年モデル発売 ~YCC-T 採用などによりオフロード走破性をさらに高め利便性も向上~ - ニュースリリース | ヤマハ発動機株式会社
Tenere700(テネレ700)のカラーラインアップ
2024年モデルのTenere700(テネレ700)のカラーラインアップ
ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットダークグレーメタリックA
ラジカルホワイト
2025年モデルのTenere700(テネレ700)のカラーラインアップ
ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットイエローイッシュグレーメタリック2
ブルーソリッドA
2025年モデルのTenere700(テネレ700)のスペック
全長:2,370mm
全幅:935mm
全高:1,455mm
ホイールベース:1,595mm
シート高:875mm
重量:208kg
燃料タンク:16L
最低地上高:240mm
エンジン:DOHC水冷2気筒4バルブ
排気量:689cc
ボア×ストローク:80.0mm×68.6mm
圧縮比:11.5
ミッション:6速
馬力:54kW(73PS)/9,000rpm
トルク:69Nm/6,500rpm
燃費:24.6km/L
排ガス規制:euro5+
フロントサスペンション:43mm倒立
フロントトラベル:210mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:200mm
キャスター:27°
トレール:105mm
フロントブレーキ:282mm/2pot
リアブレーキ:245mm/1pot
フロントタイヤ:90/90-21
リアタイヤ:150/70R18
2025年モデルのTenere700(テネレ700)の装備
Tenere700(テネレ700)のエンジン・吸排気系
- EURO5+適合
- エアインテーク改訂
- ギアボックス改訂:ギアシフトがよりスムーズになった
- クラッチカバー改訂:足元スペースが広くなった
エンジンですけどアシスト&スリッパークラッチではなさそう。そういう記載がない。
Tenere700(テネレ700)の電子制御
- スロットルバイワイヤ
- ライディングモード:スポーツ/エクスプローラー
- ABSモード:前後オン、前後オフ、リアオフ
- トラクションコントロール:オン/オフ
- ハンドルスイッチやABSボタンで操作可能。ABSボタン長押しでABSとトラコンがオフになる
- クイックシフター(OP):上下
こちらでABSのモードが切り替えが出来るみたい。長押しでABSとトラコンの両方もオフ出来ます。
電子制御は多少あるタイプです。残念ながらクルーズコントロールはないですね。
Tenere700(テネレ700)の車体
- 燃料タンク改訂:前方に移動。タンクキャップが低い位置に配置、タンクが細くなってグリップ向上。
- シート改訂:幅が狭くなった。フラットなラリースタイルのシートになった。
- クラッチのプッシュレバー位置変更
- フロントフォーク改訂:プリロードアジャスター追加。フルアジャスタブル
- リアサスペンション改訂:フルアジャスタブル
- トリプルクランプ改訂
- リアリンク改訂
- ハンドガード変更
- フットレスト大きくなった:ラバー着脱可
- ローダウンサスのグレードも用意
タンクが変更されました。シートも変更されています。
フロントサスペンションにプリロードアジャスターも追加されました。
フォークバルブのセッティングも変更されています。
リアサスペンションも改訂されています。リアリンクも変更されてる。
リザーバータンク付リアサスです。
ブレーキ類は変更なさげ→ディスクが違う。
ハンドガードも変更されてます。
ステップもデカくなりました。ラバー着脱可能。
ローダウンサスのグレードもあります。日本にも入ってくるよ。後ほど発表だとか。
Tenere700(テネレ700)の電子機器
- 新型ヘッドライト:明るくなった
- 6.3インチフルカラー液晶メーター
- スマートフォン連携:簡易ナビ対応
- USB C電源
- サイドスタンドスイッチ改訂:一変更。カバー装着。
- ハンドルスイッチボックス改訂:最近のヤマハの多機能の奴
新型ヘッドライト。丸かったのが長方形になりました。これはこれで可愛い気もする。
6.3インチの縦型のフルカラー液晶メーター
USB電源はメーター右ですね。
スマートフォン連携対応です。簡易ナビ対応。
ハンドルスイッチボックスがヤマハの最新の奴になってる。クルーズコントロールはなさげ。
2025年モデルのTenere700(テネレ700)の価格
2025年モデルのTenere700(テネレ700)の価格
- 2022:128万7,000円
- 2023:134万2,000円
- 2024:139万7,000円
- 2025:145万2,000円
税込5万5,000円の値上げです。意外と控えめの値上げです。変更点から考えると結構お買い得感ありますね。
海外価格から145万2,000円~148万5,000円ぐらいだろうって予想してましたけど、安い方になりました。海外価格からの予想って大体高い方に予想が外れる事が多いです。
日本でライバルになるであろうトランザルプが安価ですので、上げにくいって事もあるのかもしれませんね。
2025年モデルのTenere700(テネレ700)の販売計画台数
- 2023:200台
- 2024:600台
- 2025:500台
100台減りました。へー
そういえばY-AMTのグレードはありませんね。
Tenere700に合いそうな気がしますけども。次年度とかその次ぐらいで追加されるのかな?
2025年モデルの新型Tenere700(テネレ700)と旧型の比較・変更点まとめ
新旧Tenere700(テネレ700)のスペックの比較
- 全幅:935mm / 905mm
- 重量:208kg / 205kg
- 燃費:24.6km/L / 23.8km/L
- 排ガス規制:euro5+ / euro5
EURO5+に適合とは記載はありませんが、ヨーロッパモデルは適合していますので。
新旧Tenere700(テネレ700)のエンジン・吸排気の比較
- 吸気改訂
- 排気改訂
新旧Tenere700(テネレ700)の電子制御の比較
- スロットル:電子制御 / 機械式
- ライディングモード:2 / 無し
- クイックシフター(OP):上下 / 上
- トラクションコントロール:あり / 無し
新旧Tenere700(テネレ700)の車体の比較
- タンク改訂
- シート改訂
- フロントサスペンション:伸/圧/プリロード / 伸/圧
- リアサスペンション改訂
- リアリンク改訂
- トリプルクランプ改訂
- ハンドガード変更
- フットレスト変更
- アンダーガード変更
- カウル類変更
- 恐らくフロントディスク変更
新旧Tenere700(テネレ700)の電子機器の比較
- ヘッドライト変更
- メーター:6.3インチ / 5インチ
- 簡易ナビ:あり / なし
- ハンドルスイッチ変更
- サイドスタンドスイッチ改訂
新旧Tenere700(テネレ700)のデザインの比較
変更されてそうな部分
- ヘッドライト変更
- スクリーン変更
- タンク変更
- サイドカウル変更
- テールカウル変更
- シート:ワンピース / ツーピース
- 前後サスペンション変更
- リアリンク変更
- 排気系変更
- サイレンサーバンド変更
- ハンドガード変更
- エンジン変更
- アンダーガード変更
- ステップ変更
- ハンドルスイッチ変更
- ラジエーターガード変更
- タンデムステップ変更
- メーター
- トリプルクランプ変更
- 恐らくフロントディスク
変更されてなさそうな部分
- フレーム
- ホイール
- キャリパー
- スイングアーム
- ステップホルダー
- ミラー
- ハンドル?
- フロントフェンダー
- リアフェンダー
- 恐らくリアディスク
ビッグマイナーチェンジって感じですね。全体的にグレードアップされてる。
大体そんな感じです。
テネレ700は電子制御控えめなオフよりアドベンチャーって感じでしたが、新型でスロットルバイワイヤになりました。
EURO5+にも適合しているはずですが、それでいて値上げは5万5,000円ですんでます。装備考えるとお買い得感ありますね。