2024年モデルの新型MT-09SPが発表されました。時期的に2025年モデルな気もしますが、2024年モデル扱いです。へー
2024年モデルの新型MT-09SPのリリース
ヤマハ発動機販売株式会社は、"クロスプレーン・コンセプト*¹"に基づく水冷・4ストローク・DOHC・888cm³エンジンを搭載した「MT-09 ABS」の上級仕様「MT-09 SP ABS」について、2024年モデルを7月24日に発売します。
2021年モデル「MT-09 SP ABS」からの主な進化/変更点は、1)スポーツ走行時の安心感と乗り心地向上を追求した前後サスペンションのリセッティング(バネレートと減衰特性見直し)、2)優れたコントロール性をもたらすブレンボ製モノブロックキャリパー「Stylema(R)」*²採用フロントブレーキ、3)「TRACKモード1~4」を追加したYRC(ヤマハライドコントロール)及び、サーキット走行中の情報にフォーカスしたメーター表示モード、4)制御メニューへの「EBM」(エンジンブレーキマネージメント)と「ABSリアOFF設定」の追加、5)スマートキーの採用などです。
ロードスポーツ「MT-09 SP ABS」2024年モデルを発売~進化したベースモデルの装備に加え、ブレンボ製キャリパーやスマートキーなどを採用~ - ニュースリリース | ヤマハ発動機株式会社
MT-09SPのカラーラインアップ
2023年モデルのMT-09SPのカラーラインアップ
ブルーイッシュホワイトメタリック2
2024年モデルのMT-09SPのカラーラインアップ
ブルーイッシュホワイトメタリック2
2024年モデルの新型MT-09SPのスペック
全長:2,090mm
全幅:820mm
全高:1,145mm
ホイールベース:1,430mm
シート高:825mm
重量:194kg
燃料タンク:14L
最低地上高:140mm
エンジン:DOHC水冷3気筒4バルブ
排気量:890cc
ボア×ストローク:78.0mm×62.1mm
圧縮比:11.5
ミッション:6速
馬力:88kW(120PS)/10,000rpm
トルク:93Nm/7,000rpm
燃費:21.1km/L
フロントサスペンション:41mm倒立
フロントトラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:117mm
キャスター:24°40'
トレール:108mm
フロントブレーキ:298mm/4pot
リアブレーキ:245mm/1pot
フロントタイヤ:120/70ZR17M/C (58W)
リアタイヤ:180/55ZR17M/C (73W)
2024年モデルの新型MT-09SPの装備
MT-09SPのデザイン
- YZF-R1Mインスパイアカラー
- バフ仕上げ&クリア塗装のスイングアーム:まんまアルミっぽく見える奴
MT-09SPの車体
- ブレンボStylemaキャリパー
- KYB製41mm倒立フロントフォーク:DLCコーティング、フルアジャスタブル(圧側の高速/低速を別個にいじれるタイプ)
- オーリンズリアサスペンション:フルアジャスタブル
MT-09SPの電子制御
- ライディングモード:スポーツ/ストリート/レイン/カスタム×2/トラック×4
- トラックモード:2段階でエンジンブレーキのレベル、ブレーキコントロール(通常/コーナリング)、リアABSのオフ等の設定可能
トラックモードだとライディングモード依存だった項目が個別に設定出来るようになってる。
MT-09SPの電子機器
- メーター表示:5モード。TRACKモードの追加。
- スマートキー:燃料タンクキャップのロックとロック解除も出来る
ライディングモードが増えました。TRACKモードが4つ追加
SPではエンジンブレーキのレベルも選べるっぽいです。へーすげー
メーター表示がいっぱいあるのいいね。私はフルカラー液晶メーターのバイクの経験ないので羨ましい。
ブレンボキャリパー
KYBの良いサス。DLCコーティングされてるよ。
リアはオーリンズです。プリロードはリモートアジャスターついてる。
アルミそのままなスイングアーム。クリアは吹いてあるけど。
スマートキーです。
ハンドルスイッチボックスは通常モデルとかわりなさそう。
2024年モデルの新型MT-09SPの価格
2024年モデルの新型MT-09SPの価格
- MT-09:125万4,000円
- MT-09SP:144万1,000円
差額は18万7,000円です。絶妙。
新旧MT-09SPの価格
- 2022:126万5,000円
- 2023:133万1,000円
- 2024:144万1,000円
2023年モデルからは11万円の値上げです。2022年モデルと比較すると17万6,000円の値上げです。
昔はなんか妙に安いモデルって感じでしたが、今では適正価格って印象ですね。現状でも十分お買い得感ありますが。
2024年モデルの新型MT-09SPとMT-09の比較・変更点まとめ
MT-09SPとMT-09のスペックの比較
- 重量:194kg / 193kg
1kg重くなりました。他は変わらず。
MT-09SPとMT-09の装備の比較
- フロントキャリパー:ブレンボStylema / ADVICS
- フロントフォーク:フルアジャスタブル(圧側高速/低速) / フルアジャスタブル
- リアサスペンション:オーリンズ(プリ/圧/伸) / KYB(プリ/伸)
- トラックモード:4 / なし
- リアABS:オフ可能 / オフ不可
- メーター表示:5 / 4
- 鍵:スマートキー / 普通
新型はSPとSTDでそこまで大きな差はなさげなので、どちらを選んでもよさそう。
MT-09SPとMT-09のデザインの比較
- フロントフォーク
- リアサスペンション
- スイングアームの色
- フロントキャリパー
- カラー
- 鍵
見た目の違いは基本的に足回りぐらいですね。
2024年モデルの新型MT-09SPと旧型の比較・変更点まとめ
新旧MT-09SPのスペックの比較
- 全幅:820mm / 795mm
- 全高:1,145mm / 1,190mm
- 重量:194kg / 190kg
- 排ガス規制:euro5+ / euro5
- リアトラベル:117mm / 122mm
- キャスター:24°40' / 25°
新旧MT-09SPのエンジン・電子制御の比較
- アシスト&スリッパークラッチ改訂
- ギア比最適化
- 吸気ダクト改訂
- ライディングモード:スポーツ/ストリート/レイン/カスタム×2/トラック×4 / 1/2/3/4
- クイックシフター:第3世代 / 第2世代
- バックスリップレギュレーター:あり / なし
- エンジンブレーキマネジメント:2レベル / 無し
- リアABSオフ:あり / 無し
新旧MT-09SPの車体の比較
- リアフレーム
- ハンドル:低くなった / 普通
- 新型シート
- 新型燃料タンク
- サスペンションセッティング
- 新型リアリンク
- 新型ステップ
- タイヤ:Battlax Hypersport S23 / S22
- マスターシリンダー:ブレンボ / NISSIN
- フロントキャリパー:ブレンボStylema / ADVICS
新旧MT-09SPの電子機器の比較
- 新型LEDヘッドライト
- 新型テールランプ
- ウィンカー変更
- メーター:5インチ / 3.5インチ
- スマートフォン連携:ナビ対応 / ない
- 新型ハンドルスイッチボックス
- ウィンカーオートキャンセル:あり / なし
- エマージェンシストップシグナル:あり / なし
- USB電源:Type-C / 無し
- 鍵:スマートキー / 普通のキー
新旧MT-09SPのその他の比較
- タンデムステップ
- フレームキャップ:あり / 無し
- ラジエーターシュラウド
- ミラー
- レバー
- ペダル
新旧MT-09SPのデザインの比較
新旧MT-09SPの比較画像
フレーム同じですけど、かなり印象変わりましたね。モタードっぽさがほぼなくなった。
新旧MT-09SPの同じ部分
- フロントフェンダー
- リアフェンダー(ステーは違う)
- ホイール
- スイングアーム
- メインフレーム
- エンジン外観(ちょっと違う)
- 排気系(ちょっと違う)
- ディスク
- リアキャリパー
大体そんな感じです。
ヤマハのMT-09系はモデルチェンジの頻度や派生車種に関しても恵まれていますね。
価格もいい感じですし、なんだかやる気をすごく感じます。実際メイン市場で人気なんでしょうね。
ちなみにYZF-R9は出るのがほぼ確定してますので、MT-09系が気になってる方はその辺気をつけてね。