2050年までにグループ全体でカーボンニュートラルを目指すって仰ってたのですが、2035年に前倒しするそうです。
2050年までにカーボンニュートラルを目指すと2021年に発表していた
2021年7月にヤマハはグループ全体で2050年までにカーボンニュートラルを目指すと発表していました。詳しくはこちら。
とはいえ2050年に内燃機関を全てなくすというのではなく、バイクでも内燃機関は1割ぐらいは残ってます。
んで、そのヤマハですがそのカーボンニュートラルに関して前倒しを発表しました。
ヤマハがカーボンニュートラルの目標を前倒し
ヤマハ発動機株式会社は、2050年のカーボンニュートラルを目標とした「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」(2021年7月発表)のうち、海外を含む自社工場における目標達成時期を2035年へと前倒しします。
当社はこの目標達成に向けて、エネルギーの“最少化”と“クリーン化”を軸とした活動を推進します。その結果、海外を含む自社工場の生産活動におけるCO2排出量は、2035年に92%削減(2010年比)となる見込みです。また、残るCO2排出量は、国際的に認められた手法でオフセットを行い、最終的に工場のカーボンニュートラルを達成する計画です。
自社工場でのカーボンニュートラル達成を2035年に前倒し~CO2フリー電力の導入などにより、脱炭素社会実現に向けた取り組みを加速~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機
全文はヤマハのリリースでどうぞ。
そもそもは54%だったのが92%になるよ
「環境計画2050」の目標見直しについて ~2050年までに製品ライフサイクル全体のカーボンニュートラルを目指す~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機
2021年7月の発表では2035年のCO2排出量を54%削減するとのお話でしたが、今回の発表では2035年に92%削減するとのお話です。
そもそもは2050年に86%削減してカーボンニュートラル実現ってお話でしたので、15年前倒しかつ削減率が上がってます。すごいね。
ちなみにヨーロッパでは見直しの雰囲気もある
昨日記事にしましたけど…
- 2022年5月:フランスのルノーが急なEV化を懸念
- 2022年6月7日:ドイツが2035年のガソリン車販売禁止は時期尚早と発表
- 2022年6月24日:イタリア等EU5か国が5年後ろ倒しを要請したと報道される
そんな感じでヨーロッパの主要自動車メーカーや国がもう少し伸ばした方が良いんじゃないかなーって感じのスタンスになってます。
ただ、現状正式に延期が決定されてはいません。これからそういう話し合いをするって段階だと思います。
大体そんな感じです。
ヨーロッパで延期の雰囲気が出てきましたが、ヤマハは超強気の前倒しです。
以前の目標発表の後から約1年後にカーボンニュートラルの15年の前倒しかつ、削減率を上げるとの発表をしています。やれる根拠があるんでしょうね。
まぁ分野が地味に違いますし、内容が違いますので単純に比較はできませんが。
ヤマハは前倒しを発表しましたけど、各社や各国これから前倒しや後ろ倒しの発表なりあると思います。これからも世界情勢や技術のブレイクスルー等ありますので、そりゃあまぁ予定の変更というかアップデートはありますよね。今激動の時代ですし。